再発リスクを
「最小限」に抑えます
再発の原因は
「感染部位の取り残し」です。
取り残しを回避することで、
再発の確率が格段に低下します。
- CTによる精密分析
- ラバーダム防湿の使用
- 高倍率ルーペの活用
- レーザーによる殺菌
- ニッケルチタンファイルの利用
再発の原因は
「感染部位の取り残し」です。
取り残しを回避することで、
再発の確率が格段に低下します。
根管治療は、非常に繊細な治療で対応が難しい治療の1つです。
なぜならば、治療部位は、歯よりももっと小さい、根管と呼ばれる管だからです。
治療後に再発してしまうのは、管の中にある感染した神経をしっかり除去できなかった結果です。つまり、感染部位をしっかりと除去できれば、再発の可能性は大幅に低下します。
治療を成功させるためには「適切な診断」「感染部位の徹底除去と洗浄」「根管内をしっかり詰める」、これらが必要不可欠です。
当院の取り組みをご紹介します。
「レントゲン」と「CT」は画像診断装置として有名ですが、精度はCTの方が遥かに勝ります。それは下の画像を見ると明らかです。
左の画像が「三次元で撮影できるCT」。
右の画像が「二次元のレントゲン」です。
丸を付けた黒い部分が問題の部位です。
どちらも同じ部位を撮影していますが、二次元レントゲンだと病変が確認できません。
つまり、二次元レントゲンだけでは病変を見逃してしまう可能性があるということです。
これはとても危険なことで、再治療の原因となってしまいます。
診断の正確さは治療の質に大きくかかわるので細心の注意が必要です。
歯科医院を選ぶ際は、診断設備が整っているかどうかを判断材料の一つに加えることを推奨します。
肉眼よりも何倍も視野を拡大してくれる「高倍率ルーペ」を利用します。
ラバーダムとは、治療部位に細菌が入ることを防ぐ道具です。
ラバーダムを使用することで、根管治療の成功率は90%まで向上するというデータもあります(ラバーダムを使わない治療では50%以下となってしまいます)。
アメリカやヨーロッパではラバーダムの使用が義務づけられており、これに違反すると医師免許を取り上げられてしまいます。しかし、日本ではラバーダムを使用している歯科医院は100軒に1軒ほどしかないのが実情です。当院で行う根管治療はラバーダム防湿をしっかり実施しておりますのでご安心ください。
感染した部位をしっかり除去・殺菌するために、当院では「ニッケルチタンファイル」「歯科用レーザー」を利用しています。それぞれご紹介します。
感染部位を除去する道具として「ファイル」というものがあります。
ファイルにはステンレスファイルとニッケルチタンファイルがあるのですが、当院では、「ニッケルチタンファイル」を利用しています。
その理由は「柔軟性」です。
根管内は複雑に入り組んでいますので、根管の形状に合わせてファイルも変形しなければなりません。
柔軟性がないステンレスファイルでは、しっかり汚れを取り除けないばかりか、場合によっては根管内を傷つけてしまうこともあります。
レーザーを利用することで、複雑な形状をしている根管の隅々まで殺菌することができます。
健康な組織へのダメージや痛みはありません。
ご安心ください。
感染部位を除去する過程で、必ず削りカスが生じます。
削りカスにはたくさんの菌が存在しているので除去しなければなりません。
しかし、手用の器具だけで除去するのは非常に困難です。
この問題を解決するのが「EDTA」、「次亜塩素酸ナトリウム」という薬剤です。
これらの薬剤はファイルで生じた削りカスを溶かし、消毒することで根管内をクリーンな状態にすることで再発を防ぎます。
根管治療の最後の仕上げとして「根管充填」という工程があります。
これは、歯の神経を取ったことにより空洞になった根管内を緊密に塞ぐ処置のことを指すのですが、この際、隙間をしっかりと塞ぐことができなければ、再び感染してしまう可能性が高まります。
一般的には「ガッタパ―チャ」と呼ばれる、ゴムのようなもので隙間を塞ぐのですが、複雑な構造の根管内をこのガッタパ―チャでは完全には塞ぎきれないケースが多々あります。
一方、当院が導入している「MTAセメント」では、根管内を隅々まで緊密に塞ぐことができ、かつ、殺菌作用及び強い接着性、歯の組織再生効果も兼ね備えているため、治療後の経過が非常に良好になります。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。